ブレゲは1950年代初頭、フランス空軍や海軍に官給品として時計を供給していた誇り高き歴史があります。
また同時期である1954年から1972年頃までにはフライバッククロノグラフを民間向けにも販売していました。
この2つのモデルは軍用モデルが「タイプ20」民間用が「タイプ XX」と呼称されるようになりました。
そこから数世代にわたりこの「タイプ XX」は復活を遂げ多くの歴史をブランドと共に重ねてきました。
本機はその血脈の4世代目にあたるモデルになります。
2023年に発表された本作「2067」がデザインの規範としたのは、1957年に登場した極めて希少な第一世代の「民間向けモデル」です。
最大の特徴は、3時位置に配された15分積算計、通称「ビッグ・アイ」。
他のサブダイヤルよりも一回り大きく設計されたこの意匠は、一分一秒の判断が命取りとなるパイロットが、瞬時に経過時間を読み取るための「実用的な工夫」がそのままデザインへと昇華されたものです。
さらに、軍用モデルの梨型リューズに対し、本作では民間向けらしい洗練を感じさせるフラットなリューズを再現。風防にはドーム型のボックスサファイアクリスタルを採用することで、当時のプラスチック風防が持っていた柔らかな光の反射と立体感を、現代の最高耐傷スペックで蘇らせました。
インデックスや針に施された、経年変化を思わせるアイボリーカラーの蓄光塗料が、現代の時計にはない「時を経た道具だけが持つ色気」を演出し、手にした瞬間から歴史の重みを肌で感じさせてくれます。
そして、私がこのモデルに最も惹かれた理由は、その実用性の高さです。
伝統的な佇まいでありながら、工具を一切使わずにストラップ交換ができるシステムを採用しています。
平日はレザーストラップで、知的なジャケットスタイルに。
休日は付属のNATOストラップへ瞬時に切り替え、デニムに合わせて軽やかに。
この二つの印象を持つ贅沢さは、ヴィンテージウォッチにはない現代モデルならでは特権です。搭載されている
ロレックス コピーCal.728は36000振動とハイビートムーブメントながら60時間のパワーリザーブを誇ります。
時計に負担をかけやすいフライバッククロノグラフを搭載しながらも、このハイビートムーブメントを採用しているという点はこのCal.728にそれだけの信頼を置いているということです。