計測したところ、ベルトを装着した状態でたったの「29g」しかありませんでした。ケースやガラスの素材はもちろんですが、この「軽さ」に寄与しているのが、スウォッチが誇る高精度なクォーツムーブメントです。ストップウォッチ機能も備えており、スポーティな一面も持ち合わせています。ムーンフェイズ表示の精度も高く、実用性と美しさを両立しています。
高級時計の重厚感はありませんが、この軽さは長時間着用しても疲れない、という利点があります。艶消しのマットな質感がお洒落で、そこまでチープさを感じさせません。
ベゼルのタキメーター目盛の「90」の上に点がある、「ドットオーバー90(DON)」のディテールは、オメガのスピードマスター愛好家にとっては重要なポイントの1つです。
リューズにはOMEGAとSwatchのコラボレーションであることを示す「Ω(オメガ)」と「S(Swatchの頭文字)」のロゴマークがあしらわれています。
ぷっくりと盛り上がった様子の風防です。プラスチックガラスらしい、この厚みと軽さがなんともいいですね。
硬度が低く傷がつきやすいのが”玉に瑕”で、昨今の時計はサファイアクリスタルが主流ですが、本家オメガのスピードマスターもあえてプラスチックの一種である「ヘサライトクリスタルガラス」を残しているモデルがあります。プラスチックガラスのほうが割れにくく、傷がついても軽度なものなら研磨できる、と言った理由でプラ風防を好む、通な方もいらっしゃいます。
また、他のモデル同様、本家ムーンウォッチのヘサライト製風防中央にエッチングされるオメガ(Ω)ロゴの代わりに”SWATCH”の“S”の文字が描かれています。
こちらは非常に小さく薄っすらとしたもので、肉眼ではなかなか捉えづらいものですが、凝ったディテールですよね。
本作の裏蓋の電池カバー部分には、Snoopy の世界にインスパイアされた月が描かれています。月面に残された足跡が可愛いですね。
ベルトはアメリカのベルクロ社の「VELCRO®」ストラップ。いわゆる面ファスナー仕様です。(マジックテープとも言いますね、これも商標名ですが。)OMEGAロゴの下のループにベルトを通し、折り返してくっつけて留めます。
着脱が簡単という長所はありますが、着用感ではやや難あり、という評価です。ループの部分で折り返しているベルトがボリューム感が出すぎてしまう印象です。女性や、手首があまり細い方だとよりアンバランスに見えてしまうかもしれません。
ムーンスウォッチのベルト交換に関してはまた後日別でご紹介する予定ですが、すでに多くのブログや動画も上がっていますので、興味のある方は探してみるといいですね。A〇azonや楽〇と言った大手通販サイトで「ムーンスウォッチ 交換ベルト」と調べると多くの商品がhitします。素材はラバー、レザー、ナイロンなど、デザインも実に豊富で、いかにムーンスウォッチのベルトを交換する人が多いのかを物語っていますね。ただし、自分でベルト交換した場合、本体やストラップに傷をつけたりしてもあくまで自己責任となりますので、ご注意を。
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