カウンターウェイトにハーランドのイニシャルを象ったデザインを持つ秒針も本機の個性だ。

イングランドのプロサッカー1部リーグ、プレミアリーグに所属するマンチェスター・シティFCのエースストライカーのアーリング・ハーランドは、長身ながら卓越したスピードを持ち、さらに天性の得点嗅覚で「世界最高峰のプレーヤー」とも称されるフットボーラーだ。

そんなハーランドは、2022年よりブライトリングのスポーツアンバサダーに就任しており、今回、同ブランドより彼の名を冠する特別なコレクションが発表された。注目すべきは名だけのコラボレーションではなく、ベースとなる「クロノマット」のセレクトから、文字盤、ケース素材に至るまで、ハーランドの意見が深く反映されている点である。

「どこにもないものを作りたかったんです。直感的に『クロノマット』だと思いました。すっきりとしたデザイン、オールメタルでもラバーストラップでも、文字盤を大胆に仕上げることができます。そして、メテオライト文字盤はそれぞれに唯一無二の個性を与えます。同じ時計が他の誰かの手首についていることは決してありません」

と、ハーランドは製品開発に対するこだわりを語っている。ブライトリングのCEO、ジョージ・カーンもまた、

「アーリングはまるで別の惑星から来たかのようにプレーをします。だからこそ、素材について話し合った時、メテオライト文字盤が完璧な選択だと思いました。この時計は、まるで彼のように力強く、特異な時計です」

「ハーランド シグネチャー」として2つの異なるモデルが発表されたが、いずれも隕石から切り出したメテオライト製の文字盤を備える。この文字盤の素材は、地球上でこれまでに発見された最も古い物質のひとつとされるムオニオナルスタ隕石である。スウェーデン北部の氷河モレーンに点在するこの隕石の断片は、人里離れた氷の大地を慎重に探索することでようやく発見される、極めて希少な資源。複製が不可能な独特の織り交ざった帯状の模様が特徴であり、これを用いた文字盤は2つとして同じものが存在しない。
関連リンク：https://arkitekturforskning.net/files/scheduledTaskLogs/kopiblog.html

GMT機能を搭載する世界限定500本の「クロノマット オートマチック GMT 40 アーリング・ハーランド」は、プラチナ製のベゼルを備える40mm径のステンレススチール製ケースに、メテオライト文字盤をセット。レッドゴールドカラーのGMT針、カウンターウェイトにハーランドのイニシャルを象ったデザインを持つ秒針も本機の個性だ。

ケースバックは、彼のシグネチャーであるゴールセレブレーションポーズのエングレービングを、これを囲むように「ONE OF 500」と「ERLING HAALAND 9」の刻印が施され、限定モデルとしての特別感を演出。ストラップは、クラシカルなステンレススチール製のルーローブレスレット、またはルーロースタイルのブラックラバーストラップから選択できる。

もう一方となる、世界限定250本の「クロノマット B01 42 アーリング・ハーランド」は、42mm径の18Kレッドゴールド製ケースを採用。メテオライト文字盤はブラックのクロノグラフカウンターを配する、スポーティかつラグジュアリーなデザインにまとめられている。本機は約70時間のパワーリザーブを備えるブライトリング自社製造の自動巻きムーブメント、「キャリバー01」を搭載。その精緻なメカニズムは、サファイアクリスタルバック越しに確認することができる。また本機にも、「ONE OF 250」と「ERLING HAALAND 9」が刻まれている。ストラップはブラックラバー、または18Kレッドゴールドのルーローブレスレットが用意されている。



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